よしりん先生の
登場です!
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4年前、自民党が野に下っていた時は、
自民党の議員に次々会って話をしていた。
安倍晋三復権の端緒を開いたのも、
わしが『希望の国 日本』(飛鳥新社)で
対談して、高く評価したことからだった。
他ならぬ安倍氏が
この本を多くの人に配っていた。
だがわしは、
今は手厳しく
批判する側に回った。
安倍氏が、自称保守論壇、
ネトウヨ、親米属国派の
連中の支持を頼りにして、
国体を危うくする権力者となったからだ。
もはや安倍晋三は
「尊皇派」ですらない!
わしは権力に媚び、
勝ち馬に乗るような
下司な人間ではない。
どちらかと言えば
「反権力」の立場を
好んでとる人間かもしれない。
昨日は
加藤紘一氏を介して、
細野豪志氏と
辻元清美氏に会った。
個人としての
器量を見るためだ。
わしは、政治家は
国民が育てるべき
と思っている。
100%満足する政治家を
待ち望むべきではないし、
安倍信者のように、
全面的に信頼するのは
愚の骨頂である。
わしが辻元清美氏と
会うのは驚きだろうが、
わしの『開戦前夜』(幻冬舎)を読んで
痛快だと言うまでにわしとの距離は狭まった。
辻元氏は護憲派だが、
昔のような単純なサヨクでは
なくなっているし、
今後も単純サヨクのままではおられまい。
細野氏は原発事故の
最前線に立った経験が、
将来必ず生きることになるだろう。
まだ40代という若さも考えると、
民主党の中で最も期待できる
政治家かもしれない。
自民党と伯仲する野党を作るためには、
細野氏の理念をもっと強力にして、
もっと老獪な政治家にする必要がある。
面白いことに細野氏の父親は、
頭山満の信奉者で、
書架に頭山の本がたくさん並んでいたという。
細野豪志の中には
国士の血が流れている。
そこに期待して、
もっと話をしてみる必要がある。